全部を自分でやろうとしなくていい

今日は「私にできないこと」について考えていました。

自分に何か「できないこと」があると、以前の私は「できるようにならなければいけない」と思っていました。

それは、「毎日自炊をしなければならない」「毎日お掃除をしなければならない」から「もっとすごい曲を書かなければいけない」「ライブや音楽の現場をこなせるようにならなければいけない」までさまざま。
最近でいうと「AIを使いこなせなければいけない」なんかも。

努力することや頑張って上を目指すことが、私にとって当たり前でした。
そういう世界に生まれ育ってきたからです。

もっと言うと、人間の世はそういう傾向にあるかもしれません。

生まれたばかりの赤ちゃんは、もちろん、何もできません。
お乳をもらうのも、おむつを替えてもらうのも、誰かがやってくれます。

そんな状況から、自分の力で生きていけるように、さまざまなことを学んでいきます。
時には親や周りの人から学ばされることもあるでしょう。

いつの間にか、私たちの頭には「できるようにならなければいけない」「自分でやらなければいけない」といった思い込みが生まれてしまいました。
それは、この世で生きるためには必要な思い込みかもしれません。

エゴはこの世を生きるために必要な処世術のような存在です。
「努力しなければ」「もっと改善しよう」といった上を目指す考えや、「お金を稼がなければ」「このままじゃだめだ」といった考えも、エゴによるものだと思います。
エゴがあるからこそ、私たちはこの世を生きることができるのは、確かにその通りです。

でもね……
たとえば、

私は今の家が大好きです。
植物と一緒に暮らしたり、換気をしたり、お掃除をしたり、自分が心地よくいられるようにアロマや入浴剤を使ったり、この家で過ごす時間がとても好きです。

でも、家を自分好みに整えることはできても、家自体を作ることはできません。

私たちは、自分の住む家でありながら、自分の家を自分で作ることができないのです!

それができるのは、大工さんや職人さんだけ。
もしくは、キャンプ場でテントを張れる人だけ。テントを自分の家とする場合はですけど。

この例は……でも、当たり前ですよね?

私は、自分の家を自分で作ることができないことで自分を責めたり、悔いたり、もっと努力しなければ、なんて思いません。

そう考えると……

自分にできないことがあったら、「これはできない」と気付くだけでいいのだと思いました。

「これはできない」「これはできる」「これはちょっと苦手だな~」なんて。

できないことは誰かにやってもらう。
できることは自分でやる。
苦手なことは、できるところまで自分のペースでやって、あとは誰かの力を借りる。

私は作曲ができるから作曲は自分でしています。でもCubase(作曲ソフト)の力を借りてます。
家を作ることは私にはできないから、賃貸物件サイトから今の家を探しました。
お掃除はちょっと苦手なので、マイペースでしかやらないし、お掃除する気になったら掃除機やウェットティッシュの力を借りています。

でも、もしかしたら、例えば「子育てなんて私には無理~!」と思っても、ひょんなことから子育てに取り組む必要が出てくることもあるでしょう。
そういうタイミングは、もしかしたら自分の引き寄せた縁なのかもしれません。
「たまにはチャレンジもしなさいよ」というね。

でも子育てだって、全部を自分でやろうとしなくてもいい。

私は今、頼まれごとをしていますが、それだって全部を自分でしようとしなくていい。
「これはできないです」と相手に差し戻したり、ほかの誰かの力を借りたっていいわけで。

もしあなたが、「もしかして、自分のことを全部自分でやろうとしてたかな?」と少しでも思ったなら、この記事が何かの気付きになれば嬉しいです。

さ~て、今日は自炊はどうしようかな?
買ってきたしらすやツナ缶の力を借りるかな~?

今日もあなたのペースで!
まついでした。