Johann LavandierによるPixabayからの画像

【解説】雪融け

この詩↓について

人間が努力して雪融けを起こすことはできない。それが全て。

最近は、頑張ることや努力することを極力避けている。
つまり、無理しないようにしているということでもある。
行うのに抵抗があることは避けている。
恐らくその方が自然だから。

自分の心の内に「やりたい気持ち」が沸き起こってきたなら、それも自分の意図ではなく自然の流れであると感じる。
人間も自然のうちとはその「自然と沸き起こってくる気持ち」までも含んでいる。

日常が思い通りに行かないとしても、それも自分がコントロールしていい方向に向けようとする必要はない。
それは不自然だから結果うまくいかない。
自分で頑張らなくても条件さえ整えば自然と進んでいくのだ。
条件が整っていないときは待つ時期なのだ。

それを踏まえた上で、こうありたい・こんな自分でいたい・これをしたいと決めるのは大事かも知れない。
それはゴールを決める行為だ。
ゴールを決めたらそこに至る道は全て流れに従う。なすがままにというやつ。
それは詩「道程」でも少し触れた。

ひとたび東京行きのバスに乗ってしまえば、バスが東名を通ろうが北陸道を通ろうがバスごとフェリーに乗ろうが全ておまかせってこと。
「バスに乗る」ってことさえできたらもうそれで東京着いたも同然。
あとは信じて車内でくつろいでいればいい。運転手さんや同乗のお客さんたちにも感謝しながら。

詩と志と祇と詞の最新記事